【知多半島情報誌「Step」特集】冬はやっぱり、この一杯。寒造りの日本酒と半島のごちそう vol.2

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寒造りと味わう、 冬だけの 地元ごちそう肴

 
「フグ」「アンコウ」「ナマコ」…。
名前を聞くだけで、日本酒が恋しくなる冬の魚介たちです。2月の海は、びっくりするほど冷たい。でもその寒さこそ、身を引き締め、旨味をぐっと深める秘密。寒い季節にだけ出会える、特別な〝ごちそう〟があります。
今回は、地魚料理が評判の人気店「湾(ベイ)」のご主人にご協力いただき、この時期だからこそ味わいたい、日本酒にぴったりの肴を教えていただきました。調理はシンプル。でも素材の個性と旨味を引き出す、さりげないひと手間が光ります。
一箸ごとに味わいが広がり、思わず笑顔になり、盃も自然と進みますね。

 

  

教えてもらいました!
大岩広正さん
海鮮創作酒房 湾(ベイ)(常滑市)
伊勢湾・三河湾の新鮮な地魚やオーナー自家栽培の有機野菜など、
地元の旬を肩ひじ張らずに楽しめるお店。
25周年を迎え、知多半島の海の恵みを存分に味わえます
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あんきも

冬の味覚の王道、一口で冬の海を感じる一品。ほどよくのった脂の濃厚な旨味が、口いっぱいに広がります。1日かけて丁寧に下ごしらえをしているので、生臭さはゼロ。ねっとり滑らかな舌触りに、思わず笑顔がこぼれます

 

煮魚

旬魚のアイナメやカレイなど、淡白な白身魚を甘辛の煮汁でじっくり。骨付きで煮ることで煮汁にも旨味が溶け出し、味わい深く仕上がります。内側はふんわり、外は程よく味が染みた、絶妙な火加減を楽しんで

 

ナマコ

旬は12月~3月、特に三河湾産は高級品として知られます。独特のコリコリ食感と、口の中いっぱいに広がる豊かな海の香り。熱湯にさっと潜らせるだけで、口当たりは柔らかく、食感も楽しめます

マガキ

産地ごとに味わいの違いを楽しめるカキ。大ぶりでクリーミーな身は、クセになる濃厚さ。冬の海の恵みを存分に味わえます。知多半島では篠島・日間賀島・常滑市でも養殖されています

 

クチコ

ナマコの卵巣を干して軽く炙った、まさに旬の味。パリッと香ばしい食感に、濃厚な塩味が少しずつ口に広がります。日本酒を一口含めば、旨味がさらに後を引く、たまらない美味しさです

 

タチウオ

鮮度の良いタチウオを三枚おろしにし、塩水や醤油で旨味を引き出した干物です。ふっくらとした身は酒の肴にぴったり。焼きすぎず、ジューシーに仕上げています

 


 

お店のある常滑南部は澤田酒造や盛田の近く。キレのある辛口で、冷やしても燗しても美味しい、旨みしっかりの濃醇な本醸造をお供に

 


 

日本酒と酒器選びの楽しみ

日本酒をよりおいしく味わうには、酒器選びも大切です。ガラス、土もの、磁器…素材によって香りや口当たりが変わるのも面白いところ。手に馴染む自分だけの一つを探すのも楽しみのひとつです。
知多半島では常滑焼も有名。時には作陶体験で、自分だけのマイ酒器を作ってみるのもいいかも知れませんね。

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